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頚部痛・右手のしびれ等について14級を取得後、保険会社から約100万円の提示を受けたが、紛争処理センターで350万円獲得し和解した事例


相談者:60代女性/ 看護師

 

後遺障害内容・部位

項頚部痛~肩甲部~右手のしびれ、頭痛

 

後遺障害等級
 

上記症状について、14級9号を獲得

 

主な自覚症状

同上


 

当事務所の後遺障害等級認定・示談交渉サポートにより獲得した金額

賠償項目 獲得金額
後遺障害慰謝料 110万円(裁判基準)
後遺障害逸失利益 102万7,827円(裁判基準) ※1、2
傷害慰謝料 115万円(裁判基準)
休業損害(有給消化分) 22万2,173円(裁判基準)
合計額 350万円(裁判基準超)

※1基礎年収  4,748,019円
※2逸失利益  1,027,827円
の認定を受けたということは、上記の年収を稼ぐ力のある被害者の方の労働能力が、5年間にわたり5%失われたという認定を受けたことになります。4,748,019×5%×4.3295=1,027,827
 


ご依頼の経緯

義理の息子さんが先に事故に遭われ、当事務所にご依頼を頂いていたところ、被害者の方が信号待ちの停車中に事故に遭われ、ご紹介で相談においでになりました。後遺障害診断書の作成を間近に控えられ、診断書作成に関するアドバイスの段階から受任することになりました。

後遺障害等級の認定

当事務所では、後遺障害診断書の作成について、ご当事者にアドバイスをさせていただくとともに、主治医の先生宛に、ご記載いただきたい事項や施行していただきたい検査についてメッセージをお送りしています。
 
勿論、ご記載の内容は、主治医の先生の診断によりますが、必要な検査を一通り行っていただくことや、特に検査結果に異常があった場合には、その点を漏らさず記載していただくことが、等級認定を受ける上で非常に重要です。

被害者の方の自覚症状についても、事前に被害者ご本人に聴取した上で、まとめて先生宛のメッセージに盛り込みますが、やはり、後遺障害診断当日は、被害者の方の自覚症状の訴えが重要です。

そこで、症状を正確に主治医の先生にお伝えいただけるよう、事前に被害者の方と話し合いをさせていただいた上、当日お伝えいただく症状の内容について、ご自宅にお手紙をお送りします。

後遺障害診断というと緊張される方もいらっしゃいますが、後遺障害診断の当日は、お手紙をご覧いただいた上で、ご自分の症状の正確な伝え方を復習してから病院においでいただくことができるので安心です。

当事務所からの後遺障害診断アドバイスの詳細については、こちらをご覧下さい。 >>むち打ち症SOS! ⑪

本件の被害者の方も、当事務所の後遺障害等級認定サポートを受けられ、頚部から右手にかけてのしびれと頭痛について、14級の認定を受けることができました。
 

示談交渉

しかし、本件ではここからが大変でした
 
等級認定を受け、当事務所ではすぐに相手方保険会社に対し、損害賠償の請求を行い、示談交渉が始まりました。

 初回の回答まで1か月も待たされた挙げ句、保険会社から出された提示案は被害者の症状には、被害者の素因(ここで言う素因とは、事故前から被害者が持っている身体的特徴で、通常は、単なる身体的特徴を超えて疾患の域まで達している場合に、素因による損害賠償金の減額が認められます)が50%に達することから、総額で約100万円しか支払えないというものでした。

私にとっても、被害者の方にとっても、この主張は青天の霹靂とも言えるものでした。被害者の方は、本件事故の前、首が痛くて通院した経験さえありませんでした。それにもかかわらず、被害者が今回の事故で被ったはずの損害の半分は事故のせいではなく、被害者が元々持っている身体の構造のせいだから、賠償金は大幅に減額されるべきだと言うのです。

これは流石に話にならないと言うことで、被害者の方と何度か相談を繰り返し、早期解決のご希望があること、事故態様に争いもないことなどから、訴訟よりも紛争処理センターでの解決を選択することにしました。

紛争処理センターでの解決

早速、紛争処理センターに申立を行い、和解斡旋手続に入りました。この手続では、最終的に紛争処理センターから和解案が出され、申し立てた被害者がその和解案に納得すれば、相手保険会社もそれに拘束されることがメリットです。
 
手続に入っても、相手の素因減額の主張は止みませんでしたが、当事務所では、本件の被害者の症状や後遺障害診断の結果について、全医療記録を分析した上で医学的に説明し、これに加え、被害者の方には、事故前に頚部痛や頚椎の神経症状で通院した経験が全くないことを、健康保険の履歴を細部まで取り寄せて主張し、また、過去の判例に基づく主張を展開しました。

和解斡旋をしてくれた弁護士の方も、当事務所の主張に強く共感して下さり、結局、3回目の期日で350万円の和解斡旋案が出されました。

示談交渉で相手が出してきた100万円の3.5倍に当たる和解案に、被害者の方も大いに納得され、無事解決に至りました。
 

所感、争点

本件では、素因減額50%という暴力的な主張が相手方保険会社からなされました。保険会社によって個性があり、過失は絶対に譲らないであるとか、慰謝料額100%をなかなか認めないであるとか、実に様々ですが、素因減額を主張してくるケースは増加傾向にあります。
 
裁判例を踏まえると、事故前に無症状であれば絶対に素因減額を認めないということでもありませんが、それでも、簡単に、30%とか50%といった大きな素因減額を認めるものでもありません。

このような保険会社から繰り出される様々な主張に対応するためには、被害者の方々の症状を、事故前の症状も含め医学的に正確に把握するための見識が必要です。また、そのような保険会社の主張に簡単に流されない、被害者救済への強い思いが必要なのであろうと思います。

当事務所では、医学的な事実の分析を厭わず、徹底的に被害者の救済に努めています。

相手の保険会社は、こうした問題の、言わばプロです。自分が間違っているのではないかと思わされることもあるかもしれませんが、そんなことは決してありません

どうか一人で悩まず、ご一報下さい。私たちは、あなたの味方です。
 

当事務所の交通事故解決実績の一覧

  以下では、当事務所で解決した最近の事例について、その一部をご紹介させていただきます。
 

解決事例1:右上腕骨頚部等骨折後の右手指の機能障害と右上肢の変形障害について、併合8級を取得し2,077万円を獲得した事例


解決事例2:左脛腓骨骨幹部開放骨折後の、足関節の機能障害と左下肢瘢痕について、併合11級を取得し 495万円の初回提示から2,700万円に増額(約3.5倍にアップ)した事例

解決事例3:項頚部~右肩甲骨周囲の常時痛、頭痛、腰の常時痛につき併合14級を取得し、425万円を獲得した兼業主婦の事例

解決事例4:左膝痛について、12級を取得し、1,375万円を獲得した事例

解決事例5:頸椎捻挫後の両手指シビレ感、後頚部痛、腰部挫傷後の腰背部痛について、併合14級を取得し430万円を獲得した事例

解決事例6:右肩甲周囲の強い自発痛、頚部動作痛および右上肢しびれ及び慢性持続性の腰痛について、後遺障害部分だけで197万円を獲得した事例

解決事例7:左鎖骨骨折後の左鎖骨の変形障害、右脛骨高原骨折後の右膝関節痛について、後遺障害部分だけで923万円を獲得した事例

解決事例8:頚部挫傷後の頚部痛、左上肢疼痛、手指のしびれについて、14級を取得し320万円を獲得した事例

解決事例9:頚椎捻挫後の後頚部痛、両側母指周囲のしびれ、腰椎捻挫後の腰痛について、保険会社提示額の186万円(後遺障害部分のみ)から約2.5倍に増額した事例

解決事例10:左右上下視時の複視(単眼)で224万円から約5.8倍(1,000万円以上)の1,423万円に増額した事例

解決事例11:高次脳機能障害と嗅覚脱失の後遺障害部分の損害額として、8,083万円の認定を受けた事例

解決事例12:頚椎捻挫後の頚部安静時痛について14級を取得し、裁判基準以上の290万円で示談した事例

解決事例13:頚部痛、右肩痛について14級を取得し、示談で700万円獲得した事例

解決事例14:半月板損傷後の右膝関節痛について12級を取得し、損害額913万円(治療費等既払い金を除く)の認定を受けた事例

解決事例15:「高次脳機能障害なし」の診断から逆転で9級を取得し、3,750万円を獲得した事例

解決事例16:左橈骨骨折後の手関節機能障害(10級)の事案について、受任後1か月で、保険会社の1,650万円の提示から2,790万円にアップさせた事例

解決事例17:死亡事故について、保険会社の1,990万円の提示を2,970万円にアップさせた事例

解決事例18:顔の傷について9級を取得し、1,144万円を獲得した事例
     

解決事例19:右足関節機能障害と右足関節について12級を取得し、1,250万円を獲得した事例


解決事例20:左橈骨骨折、左尺骨骨折に伴う左手関節機能障害(12級)の事案について、保険会社の提示額460万円から3倍以上の1,400万円にアップさせた事例

 

解決事例21:頚部痛・右手のしびれ等について14級を取得後、保険会社から約100万円の提示を受けたが、紛争処理センターで350万円獲得し和解した事例

 

解決事例22:左股関節機能障害等について併合9級を取得し、損害額2,530万円(治療費等既払い金を除く)の認定を受けた事例

 

解決事例23:右前腕骨両骨骨折等の後、骨折患部の痛みが残った(12級)の事案について、保険会社の294万円の提示から780万円にアップさせた事例

 

解決事例24:頚部痛、腰部痛につき14級を取得した専業主婦の方について、425万円で示談解決した事例
 

解決事例25:右大腿骨転子部骨折後の右股関節機能障害について12級を取得し、837万円を獲得した事例

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