【解決事例mini2】骨折後無事完治した高校生の方について、裁判所基準超の140万円で解決した事例
ご相談・ご依頼のきっかけ
被害者の方のお母様が、以前、交通事故に遭われ当法人に依頼されていました。
解決のポイント
被害者の方は、この事故で多数部位の打撲傷、捻挫等の他、右距骨骨折といった受傷を負いました。骨折がある場合、通常は、傷害慰謝料の算定はⅠ表によるのがルールです。しかし、保険会社からの提示は、このⅠ表の8割以下の数値を規定したⅡ表を使用したものでした。その背景には、治療の大半はむち打ち症の治療であり、骨折のための治療はほとんどなされていないことなどがありました。
しかし、骨折により、被害者の方は、しばらく自転車が使えず、登校時はバスを利用しなければならず、学校の様々な活動を休まなければなりませんでした。また、骨折についても通院先病院で適宜必要な医療措置がなされ、通院していると否とを問わず、常時骨折による精神的苦痛を味わいました。また、若い方のむち打ち症については、保険会社が早期の症状緩解を主張し、なかなか満足な賠償金の支払をしてくれないケースもありますが、被害者の方に実際に生じた様々な苦痛や日常生活上の支障を訴え、本件で裁判所が採用する正規の基準であるⅠ表の、しかも100%以上の慰謝料を獲得することができました。
示談交渉では、弁護士が入った場合でも、保険会社は裁判ではないのだからと言う理由で、裁判基準の80%程度での示談を提案してきます。特に、若年の被害者の場合は、経過観察にすぎず治療はなされていなかったからその分の慰謝料は支払えないといった主張をしてきます。そのため、若い方の骨折事案で治癒した場合には、ことのほか少ない賠償金の支払しか受けられないという事態が起こりえます。大切なお子様が事故で苦しむ姿を目の当たりにしてきた親の立場としては、そう簡単に承服できない事態です。子供のために、できるだけのことはしておいてあげたいと思うのが親心です。
当法人では、そのようなお気持ちにお応えすべく、医療記録や刑事記録等あらゆる情報を駆使して裁判基準での示談解決を目指しています。
その他、本件では、登校時の交通費が認定された他、親御様の通院付添費2週間分も認定を受けることにも成功しました。通常は幼児等について認められるもので、高校生への通院付添費までの認定を受けることは困難ですが、慰謝料に関する交渉で主張した医学的事実等様々な交渉要素がこの認定につながったのだと思います。
お客様の感想
ここまでの金額を獲得してもらえるとは思いませんでした。
身近に困った人がいたら是非紹介したいと思っています。主治医の先生にも獲得金額を知らせたら驚かれていたので、オールイズワンを勧めておきました。